次世代へ受けつぐ森林
東京都では、人工林の木を伐採(ばっさい)・搬出(はんしゅつ)し、木材として利用するとりくみを進めています。
伐採した後の森林に、花粉の少ないスギなどの苗木(なえぎ)を植え、約30年間は、下刈(したがり)や間伐(かんばつ)、枝打(えだうち)をする費用をしはらいます。
こうすることで、ふたたび、木材として利用できる木を育てることができます。森林は、木を伐(き)って利用し、伐った後に新しい木を育てていけば、使い続けることができる“資源(しげん)”なのです。
また、木を育てるためには、たくさんの作業が必要です。林業の仕事がふえれば、新しく林業の仕事を始めるわかい人がふえて、技術(ぎじゅつ)の継承(けいしょう)にもつながります。 そこで東京都では、伐採・搬出や森林作業道などを作るための、知識(ちしき)や技術を教えています。