東京の森林で育った木の中で、良い木材は市場で売られ、建築(けんちく)用の柱や板などに使われます。柱や板に向かない木材は、合板やチップなどになります。
植栽(しょくさい)や保育の費用は、こうして木材を売ったお金でまかなわれています。木を使うことが、東京の森林を元気に育てることにつながります。
木は光合成を行い、水や光、二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸って、酸素(さんそ)を出します。このとき、大気中から炭素を取り出して、体の中にたくわえています。
炭素は、もえたりくさらないかぎり、ずっと空気中にもどりません。立っている木や、木材、家具や家も、炭素をたくわえているため、木をたくさん使えば、森を作るのと同じような効果(こうか)があります。