東京の木・森のしごと

4-3 森林を活かす

※青いボタンを押すと動画を見られます (つる切り・除伐 を除く)


植栽、保育、伐採、利用の「森林の循環」を図解したイラスト 植栽 下刈 枝打 間伐 主伐 搬出 市場 製材所

木を伐(き)り、利用して、新しく植える、
「森林の循環(じゅんかん)」を行うことが、森林を活かすことにつながります。

東京の木材を利用しよう

東京の森林で育った木の中で、良い木材は市場で売られ、建築(けんちく)用の柱や板などに使われます。柱や板に向かない木材は、合板やチップなどになります。
植栽(しょくさい)や保育の費用は、こうして木材を売ったお金でまかなわれています。木を使うことが、東京の森林を元気に育てることにつながります。

住宅や薪ストーブ、板、柱などの木材利用のイメージ図

木は炭素たんそのちょきん箱


木は光合成を行い、水や光、二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸って、酸素(さんそ)を出します。このとき、大気中から炭素を取り出して、体の中にたくわえています。
炭素は、もえたりくさらないかぎり、ずっと空気中にもどりません。立っている木や、木材、家具や家も、炭素をたくわえているため、木をたくさん使えば、森を作るのと同じような効果(こうか)があります。

木の光合成と、木材に加工後もたくわえられた炭素がのこることを図解したイラスト