東京の木・森のしごと

5-4 木育授業の事例

府中市立府中第四小学校

授業の内容

過程「つかむ」

最初の3時間で、子ども達に課題意識をつかんでもらいます。

【1時間目】

日本の森林の森林面積の割合が世界的にも高いことや森林には様々な役割や働きがあることを理解し、森林について関心をもってもらいます。

まずは、身の回りのいろいろなところに木が使われていて、どんな木製品があるのか話し合います。

そして、国土にどのくらい森があるかという森林率が、日本は67%で、これは世界3位だと伝えると、一学期に国土の勉強をしていて、海(排他的経済水域)は世界6位だと知っている子ども達からは、「すごい」と驚きの声があがります。

森林には、水源となったり土砂災害を防いだりなど、さまざまな役割があり、経済的な価値が約70兆円もあることを伝えます。

授業内容【1時間目】の写真

【2時間目】

森林には、天然林と人工林があり、人工林が荒れることで、土砂災害の被害が大きくなっていることを理解します。

「森林」についての学習は、特に人工林にフィーチャーし、人工林は手入れをしないと荒れて土砂災害が増えるので、整備が必要だということを伝えます。

「では、誰かが手入れをしているのかな?」という疑問も生まれます。

【3時間目】

疑問に思ったことから学習問題をつくり、学習計画を立てます。

学習問題
『大切な森林を守るために、だれがどのようなことをしているのだろう。』

これを基に、次から調べていきます。

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