東京の木・森のしごと

5-4 木育授業の事例

府中市立府中第四小学校

府中市立府中第四小学校の写真

わたしたちの生活と森林

平成31年2月22日(金)に、「平成30年度 東京都小学校社会科研究会・研究発表会」が、小金井市立東小学校で開催されました。その中で、第5学年単元名「わたしたちの生活と森林」の公開授業を担当された、府中市立府中第四小学校の向井隆一郎先生に、授業の様子や授業をとおして子どもに伝えたいことや、社会科の先生が授業で使用したい素材など「あると助かる」情報などを伺いました。

授業の流れ

この公開授業は、研究発表会の当日に、学年別分科会や全体講演会と並んで一単位時間で行われましたが、「わたしたちの生活と森林」の学習はこの日だけでなく、本年度の場合は全9時間に渡って授業が行われました。
全9時間の計画の中で、最も重要な部分であると位置付け、そこを他の先生方にも見ていただきたいという思いから、公開授業は8時間目に当てられました。

単元の目標

  • 森林は、その育成や保護に従事している人々の様々な工夫と努力により、国土の保全など重要な役割を果たしていることを理解できるようにする。また、地図帳や衛星写真など各種の資料から情報を読み取って調べ、集めた情報を関連図にまとめることができるようにする。
  • 森林の分布や働きに着目して国土の環境を捉え、森林の分布と国土の保全を関連付けたり、様々な人々の森林保全の取組を相互に関連付けたりし、森林資源の果たす役割や国民一人一人が協力して森林資源を保全していくことの大切さについて多角的に考え、文章で記述したり、白地図や関連図にまとめたことを活用して自分の考えを説明・主張したりできる。
  • 森林の機能や保全への取組に関心をもち、森林資源の保全について学習問題を見いだし、見通しをもって主体的に学習問題を解決しようとするとともに、森林保全の課題に気付いてよりよい関わり方を考えることを通して、国土への愛情や国民としての自覚がもてるようにする。

森林の写真1

森林の写真2

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