東京の木・森のしごと

5-4 木育授業の事例

府中市立府中第四小学校

授業の内容

過程「いかす」(続き)

現状の課題を踏まえ、今後にどういかしていけばよいかを考えます。

【9時間目】

森林資源を守るために国民としてできることを考えます。

現状を知って、子ども達は非常にショックを受けている状態です。

そこで、「森林を守る税、なぜ必要??」というニュースを紹介します。

「森林環境税」という森林を守るための国の新たな取組です。

これから始まる制度で、成功となるかを計ることはできませんが、「よりよい社会のために、未来のことを考えていく子ども達」という都小社の研究テーマからも、「森林環境税の使い道を、子ども達はどう考えるか。」は、興味深い内容です。

東京都森林事務所のKさんのコメント

2024年から「森林環境税」が導入されます。この結果、国に年間約600億円の税収がみこめます。一度国集められた税金は、各区市町村へ配られます。
森林環境税のおもな使い道としては、
①森林整備のため
②林業に関わる人材を育成するため
③木材利用をすすめるため
に使われる予定です。
みんな(特に都市部に住んでいる人)に森林環境税の使い道についての声をあげてもらいたいです。

森林環境税について確認した後、グループに分かれて、どのような使い道があるかを考えました。

森林整備、人材育成、木材利用促進の3つの用途から具体的に考えました。
そのなかで写真にあるような意見がでました。

の写真1

の写真2

の写真3

の写真4

最後に森林環境税ですべてが解決するかと問いました。
子供たちは、お金だけで解決できるわけではなく、私たちが関心をもつことが大切だというように考えました。

▼詳しい内容は下記のページよりご確認ください。

授業の進め方の参考になります。

【学習指導案】東京都小学校社会科研究会ホームページ

【次ページ】 木育授業を通して、子ども達に伝えたかったこと。